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農民連の魅力を語る交流会(2026年02月23日 第1688号)

要求聞いてみんなで実現それが生きる力に
7人が大いに語る      
福島県農民連

あいさつする根本敬・福島県連会長(左)

 福島県農民連は1月9日、二本松市で「農民連の魅力を語る交流会」を開催し、会員内外含めて約90人が参加しました。今も農民連で活躍するスピーカー7人を迎え、農民連の魅力をたっぷり語りました。また、8つのグループに分かれ、グループトークも行いました。報告者の発言要旨を紹介します。

 

農民連の魅力伝え一緒に活動
服部崇さん(県北)

 私は「農民連大好き人間」。なぜ大好きになったのか。歴代の役員を中心に農民連の魅力を私に伝えてくれ、一緒に活動してきたから。どれだけ人を集めて楽しい活動をしてきたかが大事。
 毎年新しい仲間が増えるが、必ず言われることは「もっと早く教えてほしかった」。まだ農民連はメジャーな組織になっていない。心がけていることはとにかく会員に会う、お茶を飲む、酒を飲む。そこで一言一言要求が出て、話し合い、みんなで決めている。

 

地域の中に根を張った組織必要
亀田俊英さん(浜通り)

 地域の中に根を張った組織が必要だと当時は市町村ごとに組織をつくった。全国に学ぼうと何かあれば、全国の集まりに足を運び学んだ。新日本婦人の会の野菜ボックスも県内では初めて取り組み、12箱から始まった。

 

ものをつくってよりよく販売を
松川正夫さん(須賀川)

 新婦人から農民連をつくり野菜ボックスをお願いしたいと要求があった。農民連をつくろうと、5人で始まった。翌年約18人で旗揚げをした。税金対策は、自分たちで税務署交渉、集団申告を行った。要求実現のためには会員を増やさないといけない。年々会員を増やし、会員の要求で野菜販売、産直運動を進めてきた。
 ものをつくってよりよく販売して会員の要求に応えるのが大事と話している。会員個々の要求に基づいた組織運営、運動を起こしていけば会員も辞めないし、皆さんがイキイキ活動できる組織になる。

 

3回の転機を活動の土台に
佐藤佐市さん(安達)

 3回の転機があった。3・11東日本大震災・原発事故で農産物はすべて廃棄。その年の4月に政府・東電交渉に行き、農業を続けることができた。
 津波で流され、原発事故で避難せざるを得ない仲間の分まで百姓をやるぞと決意した。
 コロナ禍のときの持続化給付金は申請に迷いがあったが、「もらった人と、もらわない人がいるのはおかしい」との仲間の言葉で変わった。
 私の集落はここ数年、2回の台風被害にあう。ボランティアが延べ200人来てくれて、百姓はやめられないと感じた。

 

野菜をつくって食料に苦労せず
安田大介さん(郡山)

 おれは88歳。色気と食い気が生命力。
 野菜をつくり、親戚中に配る。そうするとみんな心配して多くのおかずが届く。食うものには苦労しない。
 熊にもやられ、死にかけたことが何回かあった。

 

魅力があればみんなが協力
鴫原孫一さん(安達)

 「思いやり」という言葉が大好き。人と人とのつながりを大切に。ある人に言われた一言で私の気持ちは変わった。「みんなとしゃべる機会があったら、自分からしゃべっていこう」と。魅力があれば、みんなが協力してくれる。

 

つながり生かし情報を提供して
中井信也さん(元浜通り)

 農民連は情報センター。あらゆるつながりから情報を集めて、整理をして会員に提供するセンター。提供した情報で新しいことができる。
 2011年に浜通りは、津波、原発事故の2つの被害。百姓がいなくなった。ここを日本の農業の先進地にしようと、あらゆる補助事業を集めた。地域の農民の要求を集めて、組織していかなくてはいけない。
 生き残った人が、次の世代にどうつなげていくのか。会員も専従者も情報を集めて、たたかい、守っていく時代になったと思う。

 

参加者の感想
若者の要求聞き実現にがんばる
菅野大地さん(2021年に 二本松市で就農)

 今までは要求をくみ取って、それを実現していくことなんて考えたこともなかった。つどいに参加してみなさんの話を聞いてから、農家の要求を聞き取り、それを実現していくことが大事だとわかった。とくに若者の要求を実現していくことにがんばっていきたい。
 産直や震災・原発事故など、地域によって異なる要求を取り上げてきた
農民連の歴史も聞くことができ、刺激になった。