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農のこころ 耕やせば十坪の畑呼吸する 金子まさ江(2026年03月16日 第1691号)

 俳誌『俳句人』から。農耕地がたとえ僅かでも耕して自家野菜を育てる楽しみがある。この坪畑農業は主に自家用のものだが、食味する家族の食に対する有難さと絆も深める大切さもあるだろう。春早々に耕すと、土も陽の光りを吸い込んで土塊が解れていく。「呼吸する」と捉えて、農土と物を育てる愛着が深くこもる作に。