公正な食肉流通を守ろう さいたま市食肉卸売市場の存続求め 埼玉食健連が署名活動(2026年03月30日 第1693号)
「食肉市場は存続を」と訴える参加者
3月18日、埼玉県食健連は、さいたま市の浦和駅頭で、市の「食肉卸売市場の存続を求める署名」に取り組み、11人が参加しました。
リレースピーチでは、「埼玉のブランド『香り豚』をなくさないで!」「さいたま市は横暴な決定をやめて関係者と協議を!」「公共の責任を果たして!」などとそれぞれが訴えました。
埼玉農民連の松本慎一さんは「令和の米騒動が起きたばかりなのに、いま政府備蓄米が15日分しかない。この秋に不作になれば大変なことになる。『需要に応じた生産』では毎年この不安を抱えることになる」と指摘。「食肉処理場はどこも経営が大変。市場は、廃止ではなく、存続がどうしても必要。そのためには、国の補助を増やして、畜産全体のために存続させる必要がある。だから、いま大軍拡を進め防衛費を増大させている場合ではなく、国民と消費者のための農業予算の大幅な拡充こそ必要」だと訴えました。
さらに「政府と政治の責任が問われている。こんなときこそ日本は農業を『基幹産業』に位置付けて、国民の食料と農業に責任を持たないといけない」とスピーチしました。
署名に応じた通行人は、複数人が、「知人にも広げたい」と用紙をたくさん持ち帰りました。
公正なセリは消費者に安心を
そのうちの一人で、さいたま市内に住む30代の女性は、「市内でも話題になっていましたが、詳しいことは知りませんでした。と畜場は、たとえ税金の支出があっても絶対になくせない施設ではと思います。公営の施設でセリが公正に行われていることは、消費者にとって安心につながるはずです。必要な施設を廃止するのはおかしいと思います」と話しました。
別の女性は「と畜場は、近所にあっても喜ばれないかもしれないが、ないと困る施設です。市がいきなり廃止と言った理由はわからないが、移転も含めて存続できるように協議をしてから決定すればよかったはず。現場のみなさんがかわいそうです」と話して署名に応じました。
◇
同署名は、6月の市議会へ10万人分の提出を予定しています。5月末を1次締め切りとしています。公的卸売市場を守れ!の声をあげ、署名に取り組みましょう。

