旬の味(2026年06月01日 第1701号)
この春、娘が高校に、息子が中学校にそれぞれ進学した。以前から、運動系の部活に入るように強く勧めていた。それは「体力」をつけてほしかったから。「体力」に才能は無縁であり、継続して心肺機能を高める意思があるかないかの違いだけである▼自分もかつては高校時代にラグビー部に所属し、体を鍛える日々を送った。その頃は特に考えもしなかったが、社会生活を送る中で、あの鍛錬の日々は決して無駄ではなかったと思うことが多々あった▼他人より多少物覚えが悪くても、健康的で毎日継続すれば覚えるものだし、優秀だが健康に不安がある人には仕事を任せがたかったりするのを見ると体力と健康な体とは幸いなことだとの考えに至った▼農業や狩猟でもそれは変わらず、多少の寒暖差や気圧の変化で体調を崩すこともなく、日々農作業に従事している。そういえばそんな詩があったな?と思い返したのが宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の最初の4行だ。欲まみれの自分は、5行目以降は見なかったことにした。(は)

