アイコン 新聞「農民」

旬の味(2026年06月22日 第1704号)

 6月に入り、川沿いにホタルもちらほら見えるようになり、田んぼの畔にはたくさんの泡状のアオガエルの卵が産みつけてあるのが目に止まるようになりました。私はまだ田植えが半分以上残っており、毎日草刈りをしてから水を張り、荒代かき、植代かき、田植えを繰り返す作業に追われています▼今年から農薬・化学肥料不使用の田んぼを半分にし、特別栽培(農薬・化学肥料5割減)の田んぼを増やすことにしました。年々、水不足と獣害が増え、雑草対策である深水管理、イノシシ対策の電気柵を張るための草刈りが追い付かなくなったためです▼たくさんの生きものたちと共存し、中山間地域の里山を守ることを思うと心苦しい決断になりましたが、何よりも、自分の体力を考え、継続していくことが優先だと考えました▼年を重ねていくと改めて中山間地域での農業という仕事を含め、生き方に悩み考えさせられます。いろいろと複雑な思いの中、6月末までには田植えを終えるように奮闘する日々を過ごしています。(聡)