アイコン 新聞「農民」

滋賀で令和の百姓一揆(2026年06月22日 第1704号)

安心して農業続けたい
農家バンドの演奏で大盛り上がり

注目を浴びたノーカーズ
「お米を食べよう」の演奏

「武器よりお米」と女性たち

 滋賀の百姓一揆は6月7日、近江八幡市の近江八幡駅前広場で集会として行いました。農繁期後半でもあり駅前広場にトラクター等機械は持ち込みができませんでしたが、参加者の意気込みが感じられる集会となりました。
 小雨の中、「明るい滋賀県政をつくる会」の坪田五久男さん(7月5日投開票の滋賀県知事選予定候補者)は、国の言いなりの県農政を批判し、令和の米騒動の要因を告発。農政の失敗を起こさせないためにも農業予算を大幅に増やし、農業県・滋賀を取り戻して安心して米を作って飯が食べられ、農業が続けられ、近江米ブランドを守り発展させる政策を訴えました。
 産直組合の清水隆徳・米部長は「米騒動の後、米高騰で農家がもうかっていると言われるけれど、30年前の価格に戻っただけだ」と述べ、今まで低米価に苦しみながらも、踏ん張ってきた農民の実情を話しました。
 さらに「昨年は一息つけただけであり今年の作付けの意欲も戦争の影響で秋以降の肥料が入ってこない状況に変わりなく、今後の米作りや国民の食料確保が心配」と懸念を示し、国の農政の間違いを指摘しました。
 組合員も参加している農家のバンド「ノーカーズ」が歌うヒット曲「お米を食べよう!! 草刈りに行こう!!」の演奏もあり、集会は大盛り上がりでした。

武器よりお米を農家の支援必ず

 リレートーク「私も一言」では、れいわ新選組応援団の女性たちが“武器より米”のプラカードを掲げ、消費者の立場から自給率の問題、戦争により食料危機になる問題、農家が食料をつくれなくなることに危惧を表明。「農家の所得補償、価格保障を確立し、食料が適正な価格で手に入り、安心して生活できるようにするのが国の一番の仕事だ」と訴えました。
 「武器より米」の話の途中、駅通路デッキから「そのとおり」「がんばれ」の声も掛りました。
 新日本婦人の会の皆さん、近隣市町の議員にも、お米の大切さを語ってもらいました。
 最後に前日に新聞「農民」を拡大してきた斉藤佳伸会長は、食糧法改定について触れ、「輸入米を増やすアメリカの言いなりの政策を許さず、日本の食料は日本の大地から」と訴え、農民連とともに食料を守ろうと結びました。
 農家の本音をぶつけあい、アットホーム的にほっこりした良い集会でした。今後は県下主要駅で行います。

(滋賀県農民連事務局長 中井良久)