旬の味(2026年07月20日 第1708号)
7月8日、山口県の梅雨明けが発表されました。「平年より11日早く、昨年より11日遅い」とのこと。昨年は梅雨がとても短く、6月下旬から35度を超える猛暑が続いたことを思い出します▼身の危険を感じる暑さで、早朝からお昼までで作業を切り上げる日が続き、作業が大幅に遅れました。初めて「あと何年この仕事を続けられるだろう」と思ったほどです。収穫前のぶどうがレーズンのようにしわしわになり、まともに収穫できなかった品種もありました▼近年は予測のつかない気象に翻ろうされています。今年5月中旬には大量の雹(ひょう)が降って梨の幼果を直撃し、近隣では全く収穫の見込めない園もあります。60年以上農業を続ける先輩も、毎年「やれんのう、こんなことは初めてじゃ」と口にします▼特に返済を抱える新規就農者にとって、1割、2割の減収でも経営への打撃は深刻です。所得補償など、安心して営農を続けられる農政を求めます。久しぶりの青空の下、再び方々でウグイスの鳴き声が響き始めました。(羊)

