長谷川会長ら熊本地震の現地調査(2026年09月07日 第1714号)
大矢野有機農産物供給センター
取水施設が壊れ用水が来ない揚水ポンプのガソリン代への補助を
被災家屋を視察する長谷川会長(左)
みなさんから寄せられた募金を被災地に届けました
氷川町、八代市へ
農民連の長谷川敏郎会長、来住誠太郎事務局次長(宮崎県連書記長)は8月24、25の両日、災害対策本部を代表して、熊本地震の災害現場の調査と被災農家や組合員宅を訪問しました。
24日は上天草市の大矢野有機農産物供給センターを訪ね鬼塚正義理事長や松田浩二専務から組合員の被災状況を聞き、早速、宇城市小川町の有機ショウガの生産農家、西村健二さん宅へ。家が傾き玄関が開かなくなって、前日に大工さんに応急修理してもらったところで、幸いご家族は全員無事でした。
しかし、「これからヒビが入り傾いた作業場や家の修理のことを考えると心中は不安でいっぱい。それでも36歳の後継者ががんばっているので家族で力を合わせて再建したい」と語っています。
25日は熊本県連の青山司事務局長、福岡県連の藤島嘉子事務局長も合流し、震源地の氷川町、そして八代市へ調査に。この行動には地元の日本共産党八代市議、橋本徳一郎さんに同行していただき、地震直後との比較も示しながら説明していただきました。
被災した田んぼ みんなで応援
震源地に近づくにつれ被害はさらに深刻度が増していきます。連棟トマトハウスが並ぶ八代干拓地。そこに向かう途中、田んぼでポンプアップしている農家、松前さんから話を聞きました。「干拓地の農業用水は地下パイプでかんがいされているが、取水施設が壊れ、地震以来用水が来なくなった。そのため1カ月近く排水路にたまった水を24時間ポンプでくみ上げている。刈り取りは11月のモチ米(干拓地はモチ米の産地で有名)だが、何とか実るようにいま水を切らすわけにいかずがんばっている」とのことでした。
聞くと「住む家は全壊し、親せきに身を寄せて毎日通っている。とにかく早く水が来るようにしてほしい。また、ポンプのガソリン代などの支援も欲しい」「全壊した家の庭に仮設住宅を建ててほしい」と要望が出されました。
また、この干拓地を守る防波堤も地震で沈下し、干拓地の水を海に排水する大規模なポンプも壊れていました。1カ月雨が降っていないので現在は助かっていますが、雨が降れば深刻な2次被害の恐れがあり、復旧対策が急がれます。
日奈久断層帯近くに行くと全壊の家屋が目立ちます。
熊本県連は八代市内で米作りができなくなった仲間の田んぼをみんなの応援で作り、新日本婦人の会との産直に出荷していますが、その田んぼも断層の真上、水路がゆがんで用水が流れ込んで止まりません。県連役員の紺屋本稔さんもハウスや家が被害を受けました。自らの再建対策を進めながら、被害農家の要望を聞き取りに回っています。

