長谷川全国連会長・谷川千葉県連局長 千葉水害 現地を視察(2026年09月14日 第1715号)
収穫間近の水田が全面水浸しに
損失補償と田んぼの復旧を早急に
収穫後の収量を心配する小出一彦さん(右)。説明を聞く(左から)谷川事務局長と長谷川会長
水没した田んぼを指す菊間さん(右)
倒壊した電気柵の惨状を訴える鶴岡肇さん(左)
田んぼも崩れて流失しました
8月13日から14日にかけて線状降水帯が発生し広範な地域で水害が発生した千農県。農民連の長谷川敏郎会長、千葉県農民連の谷川聡子事務局長は8月30日、被災地を訪問し、要求を聞き取り激励しました。
学校給食用の米 茶色に変わった
佐倉市では、印旛農民センターの小出一彦さん、まゆみさん夫婦が応対。学校給食に提供する田んぼは一面水浸しになりましたが、ポンプで近くを流れる川に放水しました。稲穂は倒伏はありませんが、少し茶色になっています。「見た目は影響がないようだが、収量がどうなるのか、刈り取りしてみないとわからない」と不安を語ります。
稲穂が倒伏し…収穫どうなるか
印旛農民センター事務局長の菊間秋彦さんの田んぼもほとんどが水没し、ところどころ倒伏もみられます。地面下を流れる汚水が噴き出し、ここでも稲穂が所々茶色に。稲もみも黒ずんだものが多く見られます。
菊間さんも「収量はどうなるのか、刈り取りしてみないとわからないが、ただでさえ概算金が低く、低米価が不安ななかで、収穫後のことが心配。被害にあった分はきちんと補てんしてほしい」と願いは切実です。
土砂が田に流入 電気柵も流され
市原市の鶴岡肇さん、里美さんの田んぼは被害が甚大です。田んぼ周辺の山林のあちらこちらで山崩れが起き、土砂が田んぼに流入した跡が生々しく残ります。田んぼも崩れて流失した個所も。
稲はほとんどが倒伏し、自分たちで苦労して設置した電気柵、防護ネットも流されたり、倒壊したりしています。流れ込んだ土砂や泥土の至る所でイノシシがかっ歩した足跡が残っていました。
「今までの豪雨や台風のときよりも今回が一番ひどい。田んぼの原状復旧と今年収穫できなかった米の損失補てんがほしい」。鶴岡さんは訴えます。
必要な補てんを国へ要請を約束
長谷川会長は、農業共済への加入の有無などを確認しアドバイスを送りながら、必要な補てんを国に要請することを約束しました。
谷川事務局長は「被害の実態を詳細に把握し、損失補償と原状回復を求めて国や県に要請していきます」と話しています。

